最新版のVim&gVimをビルドしてインストールする

Debian jessieにするとこの作業もしばらくは必要がないんですが。
2014/11/13現在は、stableはwheezyなので時代遅れになる前に書いておきましょ。

手短にneocompleteが使えるvim&gvimをビルド・インストールしていきます。


vimのビルド環境構築からインストールまで

  1. vimをbuildするのに必要なライブラリ群をインストール
  2. vimの最新版のソースコードをダウンロード (mercurialを使用)
  3. 欲しいvimになってもらうための、configure設定
  4. ビルド
  5. インストール



1. vimをbuildするのに必要なライブラリ群をインストール

~ $ sudo apt-get build-dep vim

この方法は最も簡単で、300MBものライブラリ群をインストールするという
暴力的(?)な方法なので、回線の細い人には少々嫌われる方法…
でも、簡単だから、私のようなLinux初心者にはおすすめ

2. vimの最新版のソースコードをダウンロード

2.1. mercurialのインストール

~ $ sudo apt-get install mercurial

mercurial をインストールするのは
vimソースコードをダウンロードするときに使う
" hg " というコマンドを使えるようにするためです。(誤解を招く説明)

2.2. vimソースコードをダウンロード

~ $ hg clone https://vim.googlecode.com/hg/ vim

ダウンロードが終わったら、vimというディレクトリができてるはず。
vimのクローンもけっこう長い…
f:id:shocrunch:20141113235147p:plain

~ $ cd vim

ls すると、Makefileやconfigureファイルなどがあるはず。
f:id:shocrunch:20141113233545p:plain

3. 欲しいvimになってもらうための、configure設定

~/vim $ ./configure --enable-luainterp --enable-perlinterp --enable-rubyinterp --enable-pythoninterp --enable-gui --enable-multibyte --enable-fail-if-missing

f:id:shocrunch:20141113233824p:plain
configureにより、正常に設定できた場合は以下のような感じになります。
f:id:shocrunch:20141113233519p:plain

4. ビルド

~/vim $ make

5. インストール

~/vim $ sudo make install

間違って make install と打ち込んだ場合は下のような表示がでます
f:id:shocrunch:20141113234421p:plain

やったね!vim生活の始まりだゾ!