BluetoothUSBアダプタ(MM-BTUD44)をDebian jessieで使えるようにするために

Bluetooth LE USBアダプタ ✕ Raspberry Pi とか、何かしらに使えそうな構成ですよね。


今回の作業はRadeonの時同様、firmware入れるだけの簡単な作業です。でも・・・

「そのパッケージどっから見つけてきたの??」

って思うことがしばしばありません?私はありました。
なので、今回は見つけるまでの過程を無駄に書きました。

やること

  1. apt-lineにnon-freeを追加
  2. lsusbでデバイスの確認
  3. firmwareのインストール
  4. 再起動

初期状態

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gnome-control-centerでBluetoothのところを開くとこんな感じ

1. apt-line に non-free を追加

$ sudo vi /etc/apt/sources.list
先頭行の行末に"non-free"を追加するだけでいいです。
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画像は過去記事の流用なので、全部に"contrib", "non-free"がついてますが、
つけなくていいです。


2. lsusbでデバイスの確認

そもそも、売っているのがサンワサプライでも、アダプタに入っているすべてのICを
サンワサプライが作ってるなんてことは、この世の中ありえません。
なので、どこか違うのメーカーのICチップが載っています。
そのメーカーを調べるために、以下のコマンドを打ち込みましょう。

$ lsusb
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どうやら、”スマホのCPUでお馴染みクアルコム”の完全子会社のアセロス・コミュニケーションズのチップが載ってるみたいですね。

そして、そこには (no firmware) という表示。
この行のなかで一番、”型番っぽい”文字を探すと...

AR3011

「こいつのファームウエアをインストールすれば動きそう?」

「こいつのファームウエアはどこから手に入れれば?」

→『まずは、debianパッケージを探してみよう。』

$ apt-cache search ar3011
あったらラッキー!インストールしてしまおう。

3. firmwareのインストール

$ sudo apt-get install ar3011

4. 再起動

ファームウエアを読み込んでもらうために一番手っ取り早い方法=再起動しましょう。


結果

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firmwareも無事読み込み、機器の探索表示が出てくれました。

余談

  • wheezy でも同じパッケージがあったので、同じことして大丈夫そう。
    Debian -- Details of package firmware-atheros in wheezy
  • apt-line の non-free からは企業が出しているファームウエアを入手可能なことがしばしばあります。なので、PC周辺機器を買った際には non-free を活用しましょう。